« スタジオ泊&MdN | メイン | Olafur Eliasson »

January 23, 2006

キティちゃん電話症候群

すこし仕事も一段落で、久々に他人のblogを見て回りました。
よく行くblogの中で、気になる記事発見。
LOWERCASEのkさんなのですが、とても共感しました。
トラックバックがないので、直リンクしてしまいます。


折々に話しているのですが、世の中のデザイン家電と呼ばれるものの
大半は「キティちゃん電話症候群」に侵されているのではないか、と。

キティちゃん電話とは、キティちゃんの形をした電話のことで
キティちゃんが好きな人のために中身はそのままで
外側にキティちゃんを付けた機器であります。

デザイン家電と呼ばれるものに、同じ次元のものがかなり多く見られます。
情けない話です。
こういう機器は、インテリア家電と呼べばよいのです。(実用性ナシ、飾り物)

またデザイン思想が、モダニズムで止まっていて、陳腐な機器も多いです。
白くてシンプルなんて何十年も昔の発想ですよ!
樹脂の形成加工技術は向上しているはずなのに
そのテクノロジーにデザイナーが付いて行っていない様子です。


余談ですが、ipodに大きなジョグダイヤルが付いているのには理由があります。
昔から音楽を再生する機器はレコード然り、ディスクが回転していました。
機構が変わっても、感覚的にディスクをまわす所作と形を残すことで
新しい音楽機器であることを暗示させるメッセージだ、と私は思ってました。

いまさらipodを褒めても、何もないのですが、
その機器が世の中にドロップされる理由が
apple製品の場合デザインで語られています。

日本でも深澤直人氏などすばらしい人はおりますが
まだまだ歯がゆい気持ちがいっぱいです。

先のキティちゃんメーカーは、似たり寄ったりのものをダラダラ作るのをやめて
そろそろ銀行みたいに統合していってはいかがでしょうか?

怒ってばかりですみません。辛口もたまには、ね。

ここから続き

投稿者 pmken : January 23, 2006 1:08 AM

コメント

確かに、インテリア家電って上手く言い当ててますね。同感です。

投稿者 tkk : January 23, 2006 2:27 AM