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August 19, 2006

妻有トリエンナーレ

昨日から、妻有トリエンナーレにきている。
妻有は新潟南部の里山で、冬には3~4mも雪が積もる豪雪の里だそうだ。

2000年から始まり、今年で3回目のこのアートフェス。
すでに作品数は320を越え、それらが760平方キロの広大なエリアに点在する。
スタンプパスポートが発行されているので、ポケモンばりにスタンプラリーに興じるのがよいが
とても1日2日で網羅できる規模ではない。

今日はひとまず、観光バスで巡るダイジェストツアーに参加。
朝から夕方までに主な作品だけ、およそ40~50点を駆け足で巡る。
感想は・・・「いいものもある。わるいものもある。」
フェスの規模が大きいだけに、作品のクオリティもまちまちだ。
ただ解説を聞くと、作家、主催者、地元の人々の密接な関係が
作品を生み出していて、ここに並ぶ作品は
ロケーションやそこに住む人々が
必ず作品の本質を成している。

こういった村おこし的なアートフェスといえば
18年ほどまえ、山梨の白州で行われていたアートキャンプがある。
当時美大生だった自分は、日帰りのつもりが
あまりの楽しさに、そのまま1週間ボランティアとして滞在し
山里のアートに浸ったものである。
まだ、エコとかロハスなどという言葉も無い時代に
自然と共生する試みに当時夢中になった記憶がある。

今回のフェスはそういったメッセージよりはむしろ
アートの社会に対する関係を模索しているという趣旨で
コレまた時代を感じた。

何はともあれ、知らない里山にぷらっと遊びにくる口実としては
とても健全で、かつとても贅沢である。

明日はフリートレッキングで残りの作品を巡る。

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作品も去る事ながら、道すがらの景色が「絵に描いたよう」だ

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「森の学校」キョロロにある美人林

ここから続き

投稿者 pmken : August 19, 2006 11:00 PM

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