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ミトゲイ
うららかな?陽気に誘われて日帰りドライブ。
行き先は水戸芸術館、ひとよんでミトゲイ。
ただ今「夏への扉 -- マイクロポップの時代」展示中。
・・・過度な組織化が進む社会の中で、
子供のような想像力で「とるにたらない」物事を再構築し
新たな意味を得る文脈を作り出すのが「マイクロポップ」・・・(パンフより要約)
個人的には、長い不況に育まれた「引きこもり系」と、乱暴に片付けていただけに
厳選された作品群から作家ひとりひとりの生々しさがとても伝わって
楽しく鑑賞できた。
何年かして、昨今のプチバブルの波が引いた時分に、
彼らの才能が昇華して、浜辺にキラキラと立ち現れている事を切に願う。
Posted by pmken : 2:34 AM | コメント (0)
ラスベガスをやっつけろ
自宅のmacがintelになったことで
いちばん良かったのは、yahoo!やGyaoの動画が
見れるようになった事。
で、このところよく見るのが映画。
「ラスベガスをやっつけろ」が最近のヒット。最低にして最高!
テリー・ギリアム、ジョニー・デップ、
ベニチオ・デル・トロ、クリスティーナ・リッチ....面子だけでお腹いっぱい。
1971年を舞台に、60年代ドラッグカルチャーの終焉がコミカル&シニカルに描かれた。
60年代の夢のようなカウンターカルチャーもじきに衰退し、
若者たちもとうとう夢から目覚め、現実世界に飲み込まれていく。
自分たちが信じていたものは何だったのか?
エコノミストがマーケットという怪物を信じるように
イカレた若者はカルチャーという幽霊を信じている(笑)。
音楽にしろアートにしろ、それらとその背景が
生きるうえのアイデンティティにまでなっている。
美大まで行ってしまった小生もまさにその一人だからこそ
その幽霊が消えてしまった時の寂しさはよくわかる。
などと書くと重苦しい映画に聞こえるが
表面的にはぜんぜんお馬鹿なテイスト。
2年はやく公開のジャンキー映画に「Trainspotting」があるが
そこは英米の違いか、とにかく軽い!そのさじ加減、とにかく天才。