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March 21, 2008
no country for old man
コーエン兄弟のアカデミー賞受賞作を見る。
とても面白かったので、原作本も読破。
その原作との忠実さにまた驚いた。
まあ、テキサスが舞台というだけで個人的にはもう
好きな映画になってしまうのだが・・・w
今までのコーエン兄弟の印象はとにかく優等生。
って全部見たわけではないけれど、
脚本、演出、映像、キャスティング等すべてが
いつも完璧でとても安心してみていられる。
反面、作品の印象が淡白で心に深く残らない。
それが狙いだったと言ってしまえばそれまでだが
今回は違っていた。
いつもどおり映画の完成度は高く
ストーリーも淡々と進むのだが
最小限の台詞と演出で構成されていることもあり
見終わった後からいろんな疑問や印象がジワジワ湧いてきた。
デビッドリンチばりに、何度も見たくなる作品だ。
他人の原作だといくらか客観的になるのだろうか?
とにかく今までとはまた違った、更に磨かれた作り込みを感じた。
やっと彼らの魅力も分かったところで
この先5年後10年後にはもっと円熟してもらって
更なる作品がやってくるのを楽しみにしたい。
投稿者 pmken : March 21, 2008 4:03 AM
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