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March 9, 2010
カケラ
監督のモモちゃんは助監督時代、ウチの撮影でも助監督(スチール業界ではロケアシと呼ぶ)を
やってもらったことがあって、それ以来の仲だ。
試写に誘ってくれたこともうれしかったけど、映画が始まると
当時、映画を撮りたい!と熱い想いで語ってくれていたことが思い出されて
もうそれだけでこっちまでうれしくなってしまった。
26歳で劇場映画初監督ということだけど、これがかなり堂に入っている。
きっと自分なんか20代で映画撮ってたら張り切って自己主張しすぎて自滅してただろうに
小憎らしいほど抑制の効いたテンション。編集のリズムもいい。
桜沢エリカの原作を読んだことはないけど、そうであろうリアルな女の子の感触が
直に生々しく伝わってきた。
同世代の女優さんたちの時折みせる仕草や表情がまたモモちゃんっぽかったり。
主演の満島ひかりちゃんが往年の薬師丸ひろ子を彷彿させるwなどといった
細かい映画の内容についての感想はまたいつか。
ポップな派手さはないけれど、この若さでコツコツ心情描写を積み重ねていく作りに
とても好感の持てる作品。
これからもっと深いいろんな人間描写の作品をつくっていってもらいたい。
まずはモモちゃん、おめでとう。
投稿者 pmken : March 9, 2010 1:10 AM
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