August 30, 2010
京都2
この夏2回目の京都は、奇しくも五山送り火の日。
何となく知識で知っていたけど、見るのは初めて。
夜の8時になると、街中のネオンが消えて街を囲む五つの山に
送り火が順々と灯っていく。
年に一度のこの行事のため、京都の人々は夕方から場所取りをして待ち
お盆を締めくくり(送り火という位で、お盆に帰ってきた先祖の霊をまた送り帰す行事)
過ぎ行く夏を惜しむのである。
昨今は巷の花火大会もショーアップされてきて風情の薄れた感が否めないが
かたや平安時代から伝わる宗教行事だけあって、粛々と繰り広げられるその様子を目の当たりにすると
この歳にしてその良さがやっと少しずつ分かってきた。
炎と文字(図形)で構成された1000年続くインスタレーションと思えば
何が人の心に響くのか、プリミティヴなだけに含む答えは大きくて深そうだ。
投稿者 pmken : August 30, 2010 9:49 PM
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://pmken.heteml.jp/blog/mt/mt-tb.cgi/370