July 6, 2015

crosspoint 2015 Osaka

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Piazza del Duomo/Italy, Expo' 70 Commemorative Park (2015)


この作品は今回の大阪展のために新しく製作されたもので
私が万博記念公園のすぐ近く(豊中)で生まれ、
1970年の万博にも実は家族で訪れていたという
思い入れのある場所を作品に取り入れてみたもの。
当時の記憶は正直全くないけれども
この場所にくると何となく懐かしい気がしてしまう。

個展は来たる7月8日(水)から21日(火)まで
大阪のDMOARTSにて。

2015年7月 8日〜2015年7月21日
10:00-21:00 (最終日のみ18時閉廊)

レセプションパーティー 7月11日(土) 18:00-

DMOARTS
大阪市北区梅田3-1-3
LUCUA 1100 B1F

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May 26, 2010

終了

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本日個展が無事終了。

終ってみれば1000人以上もの方が訪れたというから、こちらがびっくり。

ギャラリーの吉田さん以下スタッフをはじめ、

プリントをして頂いた近藤さん、高橋さん、額縁を作って頂いた佐々木さん、

そしてギャラリーに足を運んで頂いた皆々様、

本当にどうもありがとうございました。

 
撮影から始まって今日までの約半年、あっという間でしたが

いろんな人や事に触れて、また成長できた気がしました。

お祭りも終って、正直少し気が抜けかけておりますが

もう次の個展に向けてのプランはできております。

 
一休みしたら、また撮影を開始します。

次回また皆様に来ていただけるよう、

精進していく所存ですので、今後ともよろしくおねがいします。。
 
 
 


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May 18, 2010

opening party

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photo by satomi yamauchi

  
 
 


5/14  個展「cross point」のオープニングパーティが行われた。

個展をやろうと何となく思い立ったのが去年の11月。それから半年。

今こうして、実現してみると何故か逆に実感が無くて、誰か他の人の展示を見ているような気分。

何はともあれ、想像以上の反響に驚いております。

知っている人、知らない人、たくさんの方々に作品を見て頂けているのが

何よりうれしい限りです。

皆様ありがとうございます!!!!!
 
 


会期はまだまだ5月26日まで。まだ見てない方、ぜひお運びください! 
 
 
GALLERY SPEAK FOR



※作品購入に関して、たくさんの質問を頂きました。
 pmken.comのNEWS欄に詳細がございます。
 
 

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January 11, 2010

SAATCHI GALLERY

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SAATCHI GALLERYとはナゼか以前からずっと縁が薄くて

確か昔はABBEY ROADにあったはずで、当時わざわざそこまで見に行ったら

今度はTATE MODERNの近所に引っ越したって言われたのに、しばらくするとまた無くなってて

もうすっかり忘れてたけど、とつぜん見つけたこんどはCHELSEAのKINGS ROAD!
 
今回はギャラリー詣は封印してて、いつも行くTATEですら素通りしてたけど

偶然見つけてしまったからにはのぞかない訳にはいかない。 
 


もと兵舎を改造した建物は手頃な大きさで広くて素敵な感じ。

日曜という事もあって沢山人が入ってた。

ついDamien HirstとかChapman brothersみたいなのを期待して入ってみたけど、

今はもうそういうのじゃないみたい。
 
 

でももう覚えたから、次からコースに入れとこう!
 
 

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January 8, 2010

Fondation Cartier

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大体よその街を訪れるとその街の美術館をのぞく事にしているのだが

ことパリに限っては美術館だらけなので、ついでに見るって訳にいかない。

そんな中でいつもはポンピドゥセンターだけは欠かした事がなかったのが今回はパス。

そのかわりどうしても行っておきたかったのがカルティエ財団現代美術館
 
 
今回は「Né dans la rue – Graffiti 」英語だと「Born in the streets」というわけでグラフティ展を開催中

何が面白いって展示方法がいきなりカルティエ財団の壁に直接みんなに描いてもらうという

これを建てたJean Nouvelもびっくりな企画。

外壁はもちろん、展示室の白壁、通路や果てはトイレの中までびっしり描き込まれてた。

グラフティって絵のデザインだけじゃなくて、どこにBOMBしたか?も大事だったりするので

ある意味価値を尊重してるんだなと思いつつも、規模もそれほど大きくなく、また

終わったら消しちゃうんだろうなみたいな儚さがちょっと残念。

キースへリングの作品があったり「WILD STYLE」を上映していたり、

懐かしめの展示だったけど現代美術として取り上げてもらったのだとしたらいい展示だと思う。

どうして現代美術と呼びづらいかというと、次の展示が「ビートたけし」の絵画展なんだけどどうなんだろう?


ちなみにこのグラフティ展1月10日まで..。 
 
 

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December 24, 2009

IZU PHOTO MUSEUM

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先日、静岡のIZU PHOTO MUSEUMを訪れた。

今年の10月に開館したばかりの新しいmuseumは、内装と庭を杉本博司氏が手がけ、

開館展も「杉本博司—光の自然(じねん)」という、氏の個展。

フィルムに直接電流を流して、その光跡を焼き付けた「放電日月山水図」がとにかく圧巻。

大判パネル12枚で六曲一双屏風のようになっていて、もう写真の枠を越え日本画の佇まい。

40万ボルトの放電がなんとも美しい。

聞けばカメラを使うこと無く太古の海を再現して其処に雷を落とすという

生命の起源の実験をフィルムに定着させたらしい。

とにかくアイデアが豊富なだけでなく、その意味付けが奥深くいちいち面白い杉本氏の作品。


写真表現がデジタル化した今、可能性が広がったように見えるけど、おかげで作品性が希薄になってきた。

よい作品にはインパクトと同時に奥深さがあるということを教えてもらった。

雑誌やwebによる情報としてではなく、この空間でオリジナルプリントの存在感を味わって頂きたい。


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November 3, 2009

cross point

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ここへきて最近、仕事ともいえない創作が少しずつできるようになってきた。 
 


これは世界中のいろんな「street」が交差するというコンセプトのランドスケープ。

いままで訪れたいろんな場所を「2コ1」にしてしまう単純なアイデアだけど

面白い可能性を秘めたシリーズだと自負してます。

 


そしてこんど、その中の2作品がPush Connectionからシャツになってお目見えすることに。

日米を股にかけて活躍するプロスケーター晋くんのブランドにぴったりのコンセプト。

こういうコラボは初めてだったけど、面白くできて良かったと思う。

晋くん、杉サン、いろいろありがとう。次回もよろしく。 
 
 
 

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August 30, 2009

妻有2009

夏休みの最後の土曜日、新潟の妻有トリエンナーレを見に行く。

3年ぶりのココは相変わらずの自然とのんびりした雰囲気。

今回は日帰りということで、ほんの一部しかまわれなかったけど

新しい作品はもちろん、3年の風雪に耐えすっかり様変わりした作品や

無くなってしまった作品などなどそれなりに発見があって面白かった。
 


帰りはへぎそばを頂いたあと、十日町のキナーレで汗を流すフルコース。
 
東京から車で行ったので、朝7時から夜中の1時まで

なんだかとにかくずっと運転しつづけた夏の終わりであった。

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May 6, 2009

モエレ沼公園

このGWは札幌出張

空いた時間にかねてから行きたかったモエレ沼公園

イサムノグチ設計による都市公園ということで期待してたけど

その期待通り ランドスケープデザインの極みにいたく感動

手すりや看板など公共空間にありがちなアリガタ迷惑な雑音を極力排除して 

そのデザインに全てを機能させ語らせる手法がとても素敵

ゴミ箱すら設置してないから 来園者の高いモラルも問われるけど

入場無料かつ休日の家族連れでにぎわう園内に ゴミ一つ落ちてない管理は

かなり見えない努力があると思われる

そんな情熱も イサムノグチを敬愛すればこそだろうけど

彼が目指しただろう憩いの場を存分に満喫しているのはやはり子供で

芝生のうえで裸足になって その場で思いついた変な遊びに嬉々として興じるのに対し

大人はフリスビーだのテニスだの 道具やルールを持ち込まないと遊べない

だったら他でやってもよかろうみたいな過ごし方が この空間ではもったいなく見えた


同じように作家に公共公園を設計してもらった例で 

荒川修作の養老天命反転地に行ったことがあるけど

あちらは強制的に装置と戯れるタイプでココとは対照的

いづれにせよ こんな公園が近所にある市民がうらやましい

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April 6, 2008

inside outside

今日はラフォーレミュージアムの「we didn't do it」 展を覗いてから・・・

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そのまま次はUPLINK の映画「inside outside」 へ。

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ラフォーレの方は今日が最終日ということで、そこそこの賑わい。
ストリートアートをギャラリーで見る!という釣り堀感覚が
なんとも東京らしいw
グラフティのドキュメンタリー映画「inside outside」も
愛すべきストリートアーティスト達の活動を追っていて
こちらはリアルに面白かった。

グラフティをはじめストリートアートって、街中にこつ然とあるけど
正直、価値を見いだせる人って少ないから
最低限の情報が無いと見過ごすし楽しめない。

誰か世界中の街のストリートアートを地図にして
出してくれないかな?

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February 9, 2008

サラ・ジー 展

銀座のメゾン・エルメスでSarah Sze(サラ・ジー)の個展を見る。
サラ・ジーは金沢21世紀美術館、あとカルティエ展でも見ていたのでこれで3回目。
でもって今回が日本で初個展とか。

日用品の生け花って言うと乱暴だけど、そんな感じ。
こういうインスタレーションって、ともすると押し付けがましくて
つまらないのが多いけど、彼女は完全に別ステージ!

もの凄い構成力で空間を鷲掴みにするかと思うと
小さな虫ピン一本一本まで気が行き届いている(笑)!
楽しげでシリアス、美しく乱雑なバランスが
とにかく絶妙で、ずっと見ていて飽きない。
けっこうツボかも・・・。

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Posted by pmken : 5:31 PM | トラックバック (0)

February 4, 2008

Les Machines de l'île

ずっと行きたいと思っているマシーン・ドゥ・リルの画像が
なぜか突然ギズモードに掲載された。

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マシーン・ドゥ・リルは昨年できたフランスのナントにある公営の施設。
要は世界的に活動するパフォーマンス集団Royal de Luxe
活動拠点にしてアトリエなのだが、それを一般に公開しているらしい。


地域の振興として芸術を積極的に取り入れていて
アートフェスなども行われるナントの、今や看板施設だとか。
どこか懐かしい巨大な動物ロボットたちを、生で見てみたい・・・。


Posted by pmken : 2:17 AM | トラックバック (0)

November 5, 2007

BMW ARTCAR

BMWには1975年から続く、ARTCARというプログラムがある。
昨今でいうところのBE@RBRICKみたいに、
いろんなアーティストに、車をキャンバスに作品を作ってもらうというやつ。
過去には、ウォーホールやデビッドホックニーなどが名を連ねているが
個人的に好きだったのは、フランクステラの3.0とリヒテンシュタインの320i。
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で、少し休んでいたと思いきや今年、Olafur EliassonのH2Rで復活。
今までのペインティングとは路線を変え、
鉄と氷のインスタレーションというのが、とにかくかっこいい。
SFMoMAで展示中・・・。見に行きたい!!!


Posted by pmken : 2:52 AM

March 27, 2007

マナー展

reed spaceにて開催の「マナーエキシビジョン」の
オープニングを見に行く。
もの凄い人の多さにお腹いっぱい。

終了後、参加アーティスト、BALの江田くん
ひさびさに夜中まで懇親会。

遅くまでありがとう。

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Posted by pmken : 10:42 PM

February 12, 2007

ミトゲイ

うららかな?陽気に誘われて日帰りドライブ。
行き先は水戸芸術館、ひとよんでミトゲイ。
ただ今「夏への扉 -- マイクロポップの時代」展示中。

・・・過度な組織化が進む社会の中で、
子供のような想像力で「とるにたらない」物事を再構築し
新たな意味を得る文脈を作り出すのが「マイクロポップ」・・・(パンフより要約)


個人的には、長い不況に育まれた「引きこもり系」と、乱暴に片付けていただけに
厳選された作品群から作家ひとりひとりの生々しさがとても伝わって
楽しく鑑賞できた。

何年かして、昨今のプチバブルの波が引いた時分に、
彼らの才能が昇華して、浜辺にキラキラと立ち現れている事を切に願う。


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Posted by pmken : 2:34 AM

January 29, 2007

サルタンの象

いつの日か見に行ける事を楽しみにしている「サルタンの象」


どうやら先週末、南米チリのサンチアゴに出現した模様。

このパフォーマンス、フランスのRoyal de Luxeという劇団が
4日間街を丸ごと占拠して行なうスケールの大きな人形劇。

この映像は昨年のゴールデンウィークにロンドンで行なわれたものだが
そのとき私はchoachella fesに行っていたので、見れずじまい。

いつか、東京で!というファンの声もあるようだが
これはヨーロッパの古い街並が背景でないと
絵にならないのでアジアではちょっと。
とはいえ南米では少し遠すぎ。
またどこかヨーロッパでやるときに、こんどこそ・・・。

Posted by pmken : 10:47 PM | コメント (2)

August 19, 2006

妻有トリエンナーレ

昨日から、妻有トリエンナーレにきている。
妻有は新潟南部の里山で、冬には3~4mも雪が積もる豪雪の里だそうだ。

2000年から始まり、今年で3回目のこのアートフェス。
すでに作品数は320を越え、それらが760平方キロの広大なエリアに点在する。
スタンプパスポートが発行されているので、ポケモンばりにスタンプラリーに興じるのがよいが
とても1日2日で網羅できる規模ではない。

今日はひとまず、観光バスで巡るダイジェストツアーに参加。
朝から夕方までに主な作品だけ、およそ40~50点を駆け足で巡る。
感想は・・・「いいものもある。わるいものもある。」
フェスの規模が大きいだけに、作品のクオリティもまちまちだ。
ただ解説を聞くと、作家、主催者、地元の人々の密接な関係が
作品を生み出していて、ここに並ぶ作品は
ロケーションやそこに住む人々が
必ず作品の本質を成している。

こういった村おこし的なアートフェスといえば
18年ほどまえ、山梨の白州で行われていたアートキャンプがある。
当時美大生だった自分は、日帰りのつもりが
あまりの楽しさに、そのまま1週間ボランティアとして滞在し
山里のアートに浸ったものである。
まだ、エコとかロハスなどという言葉も無い時代に
自然と共生する試みに当時夢中になった記憶がある。

今回のフェスはそういったメッセージよりはむしろ
アートの社会に対する関係を模索しているという趣旨で
コレまた時代を感じた。

何はともあれ、知らない里山にぷらっと遊びにくる口実としては
とても健全で、かつとても贅沢である。

明日はフリートレッキングで残りの作品を巡る。

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作品も去る事ながら、道すがらの景色が「絵に描いたよう」だ

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「森の学校」キョロロにある美人林

Posted by pmken : 11:00 PM

June 23, 2006

NYC3

今回の旅のメイン、Dia Beaconにむかう。


グランドセントラル駅から
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電車でハドソン川をのぼること約1時間。
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街の喧騒を忘れさせる、のどかなBeacon駅前から歩いて5分(見つけるまで30分)
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味のあるこのレンガの建物は、もとNabiscoの工場跡だとか。
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中は撮影禁止だが、さすが元工場。
呆れるほど広い空間はかなり気持ちよい。
リノベーションされた建物は、暖かみが残っていて、
ゼロから建てた建築とは違う居心地の良さがある。

Richter、Judd、Serra、Warholをはじめ
作品展示はどれも贅沢な空間使いで大迫力。

また訪れたくなる場所。いつか、また、きっと・・・・・

Posted by pmken : 10:30 PM | コメント (1)

April 17, 2006

The way things go

昔観た「事の次第」というビデオが
「The way things go」という名前のDVDで
出ているのを見つけ、購入。
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と思いきや、「Def Lauf Der Dinge
というタイトルで、全編アップされていた。

いわゆるルーブ・ゴールドバーグ・マシンというやつだが
今風にいうと「ピタゴラ装置」。

NHKの「ピタゴラ〜」は、面白いけど、どこかあざといイメージ。
デスクトップな作風が、いかにも教育テレビで
優等生な感じとかが、あまり好みではない。
とはいえ装置がこぢんまりしてて精密っていうのが
軽薄短小の日本らしさを、良く現している。

先の「The way 〜」は怪しく危うくお馬鹿な匂いが
ムンムンする中で、真剣にアートしている様子が伺える。
好みの問題だが、自分は断然こっち。


似て非なるとは、こういうこと。


おまけ

Posted by pmken : 3:24 AM

January 24, 2006

Olafur Eliasson

天気の良さに誘われて、原美術館に行く。
日陰に所々雪が残っていたが、相変わらずの佇まい。

ただいま オラファー エリアソン 影の光 展 をやっている。

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とても簡単な装置でできた光を使った作品群。
あまりのかっこよさに、ゴハンおかわり3杯は行けそうな感じ。

エリアソンで印象的だったのは、3年前TATE modernの吹き抜けで行なった
the weather project」という作品。
写真でしか見た事ないけど、最初本当の夕焼けだと思ってました・・・。

今回の装置はもっと小さいけど、それでも印象に残る面白い作品でした。

光の手触り(眩しい感じとか、陰影がぼやけたり、ふちが滲んで見える感じ)とかって
写真やってる自分には馴染みの感覚なのですが、結構好きかも?と、自己認識し直しました。

Posted by pmken : 8:03 PM | コメント (2)

December 1, 2005

ゲルハルト・リヒター展

今日は千葉方面に行きました。
で、千葉と言えば佐倉→川村記念美術館→ゲルハルト・リヒター
という訳で、立ち寄って参りました。

閉館20分前に滑り込みで入館。
閉館アナウンスの中、足早に閲覧してまわる
慌ただしい感じでしたが、とりあえず満足。

語りだすと止まらなくなりそうですが、とにかくよかったです。
「今」の現代美術のいいところに直接触れた感じ?
緩やかに大きな刺激を受けた気がします。
ちょっと遠いですが、かなりオススメです。

ちなみに川村記念美術館は色見本DICの大日本インキの研究所内にあります。
常設展にはレンブラント、モネ、ピカソなどなど、もの凄いメンツが揃っていた気が・・・。
(駆け足だったもので・・・)
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敷地は広大な緑に囲まれていて、
もっと早く着いていれば散歩できたのに・・・。
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Posted by pmken : 11:01 PM

November 23, 2005

ドイツ写真の現在

ドイツ熱の冷まないうちに東京国立近代美術館
行ってまいりました。
ただ今、「ドイツ写真の現在」という展覧会をやっているからです。

恥ずかしながらWolfgang Tillmansぐらいしか
知らないで出かけたのですが、
ドイツの写真っていうくくりは新鮮でしたし、
中にはむこうの美術館で見た作家もあったりして、
今見ると、それとなく親近感があり、贅沢な気分でした。

こっちの世界もデジタル写真の流れは定着しているみたいで
(つうか、こっちの世界のほうが10年早いですから・・・)
なかでもBeate Gutschowという人の作品が印象的でした。


散々ドイツの話しといてスイスの写真(笑) 
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(c)P.M.Ken

Posted by pmken : 7:40 PM

November 19, 2005

ミュージアム

間が空きましたが、無事帰国しました。
あっという間の1週間でしたが、あれこれ楽しかったです。

で、おさらいの意を込めて
撮影の合間に訪れた美術館の紹介です。


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MMK (モダンアート美術館)at フランクフルト
鋭角三角形の敷地に鋭角三角形の建物。地元では「ショートケーキ」と呼ばれてるとか。
わりと地味な品揃えでした。


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「ピナコテーク・デア・モダン」at ミュンヘン

かなり大きな現代美術館。でもたどり着いたときは閉館5分過ぎ。。。ざんねん


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ユダヤ博物館at ベルリン

アンビルドアーキテクトとして名を馳せたダニエル・リベスキンドの初実作。
以前広島にて、彼の展覧会を見て以来、訪れることを楽しみにしていた場所。
痛々しいその佇まいは、語らずしてホロコーストの悲劇を訴えかける現代建築の傑作。
彼はその後、NYのWTC跡地のコンペも当選しております。楽しみですね。


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ハンブルグ駅現代美術館 at ベルリン

駅舎をギャラリーにしてしまった美術館。
普通はパリのオルセーと比べるんだけど、なぜか東京の「SCAI THE BATHHOUSE」を
連想してしまいました。わかる人にはわかる・・・?。
それはそれとして、その巨大空間に、現代美術の立体作品がゴロゴロと贅沢に陳列。
かなりの見応え。相当オススメ。また行こう!


ってな感じでした。
で、東京に戻ると、いきなり怒濤の現実が押し寄せてきました!あゎゎっ。

Posted by pmken : 3:57 AM

October 23, 2005

ヤン・シュヴァンクマイエル

神奈川県立近代美術館・葉山館に行きました。
かねがね行きたいと思いきや、どこか遠い気がして
敬遠しておりました。

しかし、只今シュヴァンクマイエル展をやっており
映画も上映中という事で、いそいそ出かけて参りました。

ヤン・シュヴァンクマイエルはチェコの造形&映像作家です。
個人的には、昔ロンドンの美術館でヤン・シュヴァンクマイエルの
映像作品を一目見て、ずっとヤン・シュヴァンクマイエルが頭にこびりついてしまい
日本に帰ってからヤン・シュヴァンクマイエルのDVDを
漁ってヤン・シュヴァンクマイエルのファンになった次第です。

そのグロかわいい作風から、かなりカルトな扱いかと思いきや
日曜日ということもあり、美術館はやんやの賑わい。
若い女性(いちばん多かった!!)や、
子連れの家族(幼児が見たらトラウマな気が・・)、
世の中にはこんなにたくさん変態さんがいるのか!と頼もしい気持ちになりました。

それはそうとこの葉山館、海岸に隣接して建っていて
とてもすてきなロケーションでした。


葉山のうみ
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Posted by pmken : 7:29 PM

October 22, 2005

ENTER THE 7STARS

先に紹介した7STARS DESIGNの展覧会のオープニングが行われました。


入り口で仁王立ちする「もう一人の7STARS」川上くん

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遅れて行ったので、いきなり締めの挨拶でした! 堀内くん&岩田くん

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縁の下の功労者、synchronicityのYASSくん(右)

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2次会は体育会系。顔中落書きだらけの7STARSの偉い人とムックの編集長・大池さん

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過去10年間にわたるTシャツ、レコジャケ、色校、オリジナル作品、その他もろもろ
貴重な作品がたくさん展示されてますので、渋谷に行ったらタワレコの地下をのぞいてみて下さい。

なんて、7STARSのまわし者?

Posted by pmken : 4:11 AM | コメント (1)

September 21, 2005

リンパ

京都シリーズ第2弾は「琳派」です。

「琳派」とは何ぞや?
正直自分もそんなに詳しくはないのですが
尾形光琳や俵屋宗達といった江戸時代の絵師たちの流れで
眉間にしわを寄せて「芸術でござい!」みたいな感じでは無く
ポップにビジュアルを極めた方々、と勝手に解釈しております。

そういった意味で、おこがましいですが私たちの大々々々々先輩として、
勝手に尊敬しております(笑)

で、その展覧会が細見美術館で開催中(〜12/18)でして
今回行って参った次第です。

あいにく大好きな「風神雷神図」はありませんでしたが(当然!)
とてもよい勉強になりました。

ちなみに「soulhead」のアルバム「Oh My Sister」は
「風神雷神図」からインスパイアされてるといって過言ではありません(笑)

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京都シリーズおまけは「法隆寺」。

私の中で行っとかなくちゃプレイスのひとつでしたが
今回なんとなく足が向いて、奈良まで行ってきました。

五重塔を目の当たりにして、「1400年前の建物」というのが
凄すぎてどう受け止めてよいやら、不思議な気持ち。

当時の最高技術の粋が結集したんだな〜と思いつつも
じゃあ六本木ヒルズは100年後も建っているのかしら?などと
かなり低レベルの感想で、ホントごめんなさい(汗)

日本のルーツと呼んでいいぐらい貴重な建物ですから
今でもきちんと残されているということは、
延暦寺のろうそくが1200年消えずに燃え続けてる、というのよりもさらに
すごいことなんですよ! きっと(爆)


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Posted by pmken : 12:02 AM

September 20, 2005

ルイジコラーニ展

この連休は京都に行っておりました。
いろいろ行きましたが、とりあえずコレ。

ルイジコラーニ/バックインジャパン展@京都工芸繊維大学。

コラーニといえば、その有機的な曲線美で一世を風靡した
僕ら世代にはプロダクトデザイナーのアイドルみたいなお方なのですが
改めて、そのモックアップの数々を目の当たりにして
自分自身、その美学が無意識レベルで刷り込まれている事に気づきました(笑)

20世紀以降、デザイン界はモダニズムが主流で、シンプル、幾何学、機能主義みたいな
所でいったりきたりしていて、じつはその殻を破っていない
という認識なのですが、氏はそんなメインストリームを尻目に更に先の世界を
40年も前から見据えていたのでした!
あのオーガニックな曲線は、自然とテクノロジーの融合の象徴ですからして
まんねん「愛・地球博」なのであります。

昔はこんな製品化できないようなモックばかり作って!と思ってましたし、
今見ても松本零士や手塚治虫もびっくりのファンタジックワールドですが
これは産業を背景にしたデザインだと思うと俄然説得力があり、
私たちがもつべき未来へのビジョンを、具体的に導いてくれています。

これってすごく大事で、次の世代が「さて豊かな社会を築こう!」としたときに
こういうことが無意識に礎になっていくんだな、ていうか、なってほしい・・・。

少なくとも私が子供の頃からイメージしていた未来は、ほとんどこのコラーニの世界でした!!!

マーケティング主体の社会のなかで、ケツの穴のちっちゃいデザインがあふれてますが
こういう哲学をもったデザインに触れて、目の覚める思いでした、はい。

なんてつらつら書きましたが、この展示昨日で終わってしまったのでした。
かわりに公式HPを載せておきますね。

それはそうとして、この展覧会「日本におけるドイツ年」の一環でして
っていうことは・・・・コラーニがドイツ人だったなんて!!!


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Posted by pmken : 6:06 PM

August 22, 2005

21世紀

初めての金沢。どんなとこかと思いきや
とてもとてもイイ感じの街でした。

行った事ある人なら周知ですが
小さなエリアの中に、古い建物がそこかしこに残り
さらに茶屋街ではそれが町並みで保存されてます。
その一方で金沢駅舎は大胆な現代建築だったりします。

そんな街を周遊バスでグルグル回って堪能したわけですが
記念碑だけ残して、次々コンクリートのビルを建ててしまう
「合理性」や「経済」の大都市とはちがって
「文化」や「育む」ことを大事にしている空気が
何かとても好感を持って車窓から伝わってきました。

そして極めつけは昨年オープンした金沢21世紀美術館。
規模は小さいですが、SANAAによるとても面白い作りの建物で、
隣の兼六園が伝統的文化の継承であるのに対して、
新しい芸術文化活動を担っているところが面白い凸凹コンビの関係で、
素敵なまちだな〜と感心しきりでした。

じつは今回のお目当ては、ココで開催中のマシューバーニー展。
最初は何でそんな遠いところでやるんだろう!と思いましたが
旅行してなおかつこんな面白いものを見られると思うと、簡単に
東京で何でも手に入れるより、遥かに贅沢で楽しいイベントになりました。
中でも映画「拘束のドローイング9」は、一見の価値アリですが
後半のクライマックスは「ちと勘弁!」でした(苦笑)

カモの治部煮もおいしかったし、また行きます! ビバ金沢!

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(左)金沢21世紀美術館 (右)ひがし茶屋街

Posted by pmken : 6:04 PM | コメント (1)