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August 14, 2005

チームアメリカ

やっと見てきました、映画「チームアメリカ・ワールドポリス」
昨年からずっと待っていて、デスクトップの壁紙にまでしていたのに
いまごろ日本公開なんて、遅すぎます。
でも、映画は最高!っていうかトレイ・パーカー&マット・ストーンが
またしてもすごいです。

何でもCGで過激な映像が作れる昨今、
ウルトラアナログな人形劇をやるところがまず二重丸。
本家のサンダーバードも、リメイクを実写にしないで
このくらい根気よく作ってほしかったです。
「もう二度と人形なんてみたくない!」というのが
全米公開での2人のコメントらしいのですが
映画の内容とは裏腹に、人形や後ろのセットなどの作り込みは
メチャクチャ丁寧で、表情も豊か、ハンパなくものすごい表現力。
それほどまでに妥協しないで作り込む姿勢に三重マル。
でも歩き方はショボくて、ド派手に爆発して、話はお下劣で愚直、みたいなバランス感覚が
「サウスパーク」同様、相変わらず冴えていてツボにはまりました。

特定の人物をコケにしていく芸風は正直好きではないですが、
それでも悪い気がしないのは、彼らの立ち位置がニュートラルで
たいらにすべてを茶化しており、押し付けがましくないからでしょうか?
時事ネタを扱いながら、作者側からのメッセージが希薄でナンセンスなまま、
というのが至極今っぽく、かえって考えさせられます。

そいえば、コレを見てウィリアム・クラインの「ミスターフリーダム」を
思い出したのは、私だけでしょうか?

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投稿者 pmken : August 14, 2005 10:46 PM