June 22, 2014

Zermatt

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先日初めてスイスのツェルマットという街を訪れた。

ツェルマットはアルプス山脈の中でもマッターホルンのお膝元。
高級山岳リゾート地として、そしてアルプス登山の起点の街として
ヨーロッパでは有名な場所である。

山歩きの話は後日まとめるとしてこのツェルマット、
標高1600mの山奥で何と20年以上も前から内燃機関の乗り物が立ち入り禁止なのだそうだ。

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実際降り立ってみると、駅前は客待ちの馬車と電気自動車(EV)しかいない。

街の中を散策してみると
 
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トラックも
 
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果てはパトカーまでこんな調子。


町中は最高速度20km/hで音もなく走り、歩行者と共存している。
聞けばこれらの車は個人所有はできず、すべて業務用。
地元の町工場で作られ、いわゆる自動車用の鉛蓄電池で動いている。
住民はガソリン車を所有しても隣町のパーキングに停めておくしかないとか。


観光のためらしいのだが、近い未来を見ているような気もする不思議な街であった。
街並のかわいらしい建物と相まって街全体が遊園地みたいな雰囲気。
そして何より空気がおいしかった。


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January 5, 2014

PM登山部 Vol.8 御坂山〜旧御坂峠

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御坂山の尾根から眺める富士山。足下は河口湖。


活動報告 vol.8
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2013/12/31

一昨年末に引き続き、2013年末も大晦日登山を慣行。
河口湖の側にある御坂山と黒岳を目指す。
メンバーはいつもの榎本山本、自分に加え初参加のユッキー。
 

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登山口の天下茶屋前からいきなり綺麗な富士山バック。
 
 
登り始めると、昨年の川苔山では見られなかった雪がちらほら。

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と、思いきや尾根まで上がるとそこは銀世界。
早速軽アイゼンを装着。
ユッキーはモンベルのコンパクトな6本爪。

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山本氏はもう少し大きいモンベルの6本爪アイゼンに
inov8の(多分トレラン用)ゲートル.。

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シューズマスター榎本氏は、何とエアアイゼン(持ってくるの忘れたw)で余裕の構え。
幸い険しい山ではなかったのでそのまま登る事に。。

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こんな感じのアップダウンを繰り返す事約2時間。
 
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先ず最初の頂上、御坂山に到着。
 

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そして次の頂上、黒岳を目指す予定が雪でペースが上がらず
結局途中の旧御坂峠にて昼食をとる事に。

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お腹が空いたのでジェシカジャンプ 
 
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雪山でやりたかったコレ 
 
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湧かしたお湯で年越し蕎麦

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800フィルパワー!
よくみればGYAKUSOUのAeroloft で寒さ対策万全の部員たち。

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とはいえ正直雪の中は寒いので早々に下山。
歩き出せば風もなくピーカンの天気とヒザ下位の積雪が
とても心地よく楽しいトレッキング。

雪山は天気さえ良ければ楽しいと心得た。。

下山後、天下茶屋にて乾杯。
また来年もよろしく!


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Posted by pmken : 5:31 PM

September 4, 2013

PM登山部 Vol.7 谷川岳

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谷川岳の山腹から眺める頂上に、ドライアイスのようなガスが掛かっていく。


活動報告 vol.7
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2013/9/1

夏の間ご無沙汰していた部活がついに復活。
今回は群馬と新潟の境にそびえる百名山、谷川岳へ。

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勿論麓から登るわけではなく、まずロープウェイで天神平へ。今日はココからスタート。

 


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と言いつつ、天神平から今度はリフトに乗って更に高度を稼ぐ。。
 
  
 

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メンバーはいつもの榎本くん山本ケンスケくん。
この日の天気は気まぐれで、晴れ、風、雲そして雷雨までがめまぐるしく移り変わっていく。
濡れた岩場に苦戦しながらもなんとか登りきる。 
 


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およそ2時間で頂上、トマの耳に到着。
生憎頂上はガスに包まれていて眺望はナシ。


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そこから約10分ほどでもうひとつの頂上、オキの耳へ。
雨の間隙を突き手早く昼食を済ませると、そそくさと下山。


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またロープウェイの駅まで帰ってきて終了! 
 


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帰りはもちろん温泉へ。
「仏岩温泉 鈴森の湯」は人気の日帰り温泉。
横の食堂で食べたイワナに舌鼓。
 
 
個人的には2回目の谷川岳。
登山道は岩場やガレが多く、決して楽ではないけれど
ロープウェイのおかげで危険な急斜面を飛び越して
短い距離(時間)で尾根伝いに頂上まで行けるため、
初心者でも本格的な登山を味わえるとても面白い山。
麓まで電車で来れるのも相当なスペック。
これからは毎年来ようかな? 
 


Posted by pmken : 8:36 PM | トラックバック (0)

July 2, 2013

白川郷

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十代を名古屋で過ごたせいか、飛騨高山の白川郷という場所には
 
何となく親近感があった割には、結局今まで訪れた事はなかった。
 
先週、丁度自分の誕生日ということもあり、
 
今まで行った事の無い場所へ行こうと、白羽の矢が当たった。
 
子供の頃のイメージでいくと、日本昔話の世界で
 
とにかく山深い秘境で、寂しくて静かな場所だったのが
 
行ってみるとさすがは世界遺産。
 
平日だというのに海外からの観光客も多く、
 
みやげ物屋の立ち並ぶメインストリートは結構な賑わい。 
 
そうだ、ここはもう世界の観光地だったんだ。
 
お世話になった民宿・孫右エ門はホスピタリティの高いとてもよいところで
 
それだけでもう満足だったが、
 
朝早起きして村落を散歩して巡った時間はもう一生の思い出。
  
初夏の匂い、山の時間、おたまじゃくし、朴葉味噌、川のせせらぎ。
 
どれ一つとっても旅の醍醐味。
  
今度は冬に行ってみよう。
 

 

Posted by pmken : 11:12 PM

January 9, 2013

奈良・京都・大阪

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〜奈良〜 
 

正月三ヶ日が終わり、世の中が徐々にまた日常へ戻ろうとしている頃
幸いというか生憎というか、まだ仕事が始まらないこの数日間をどう過ごそうか?
と思っていたところネットで「高速バスJR奈良駅行き」の文字が目に飛び込んだ。
もしやと思い検索してみると、3時間後出発空席アリ。
所用をそそくさと片付けカメラ片手に、気づけば夜行バスのシートに体を沈めていた。。。
 
crosspointといって風景写真を作品にするようになって以来、
旅先の街並みをサンプリングすることはライフワークと心得ている。
blogには記していないが昨年はローマを訪れていて
同じ古都としてまだ行ったことのなかった奈良は
おのずと僕の中で宿題になっていた。
 

翌朝6時半、まだ暗い奈良駅前。開いている店も無くとにかく寒さを紛らすために
あてどなく駅前の街を散策。知らない街を初めて歩くことは、これ旅の醍醐味。
google mapを片手に近鉄奈良駅とその界隈を探訪。
どこからともなくうっすら漂う香の香り。思いのほか小さな街だ。
小さなお寺やまだ閉まっているアーケード街などをD800Eに収めながら
30分ほど歩いているうちにやっとファミレスを見つけ入店。暖をとりながら朝食。
さてここからどうしようか?暖かいホットコーヒーを何杯もおかわりしながら
その日の作戦を考える。
 
 
千思万考の末結局この旅最大の目的、東大寺にまず出向くことに。
朝8時。寒空の下飄々とした奈良公園の鹿たちの出迎えを受けながら
門が開いたばかりで人もまばらな東大寺へ。
同じ奈良にある法隆寺には聖徳太子で有名な夢殿という建物があるが
実はこの東大寺の大仏殿、子供の頃よく夢に出てきていて
しかし夢のそれは黒沢明の映画の様にもっと朽ちていて薄暗く重く臭かった。
中の大仏に至ってはとにかく大きく黒く、そして何故かいつも上手を向いていた(笑)
今そのまさに夢の場所に立ってみたのだけれど
本物の大仏殿は改修工事も終わり、よく手入れの行き届いた
とても300年前に作ったとは思えないきれいな建造物で、
正直この前に対峙しても何の既視感も感じなかった。
初めて会った大仏様も思いのほか小さく、でも金色でなおかつきちんと正面を向いていた。。
それにしても、1200年前にこんな巨大な仏像をよくぞ作ったものである。

 

東大寺のあとは正倉院(改修中)二月堂、三月堂、春日神社、興福寺と
社会科の教科書をリアルに徘徊して今回の奈良は終了。

余談だが以前東京にやってきて大フィーバー(古!)になった興福寺の阿修羅像も
実家ではのんびりされていたので、間近でゆっくり鑑賞することができた。
 
 

この後この日は京都に泊まることにした。 
 
 


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〜京都〜 


京都は東京に次いで良く撮る街である。別段僕に限った話ではないだろうけど(笑)
いつもは古い町並や神社仏閣など古来の日本の文化を感じる場所を撮ることが多いけど
今回はたまたまおいしいお好み焼きを食べに連れて行ってもらった帰りに
その店の近所を初めて探索した。

そこは東九条と呼ばれる京都駅からすぐのところにあるコリアンタウン。
京都は道路が碁盤の目なので、被差別地域の線引きが露骨だ。
道一本隔てていきなり街の空気が変わる。
ところがこの街並も平成の時代になった昨今はその面影を次第に薄くしている。
かつて沢山の人でにぎわっていたというこのエリアも今は閑散としていて
再開発へ向けて次々と立ち退いていった跡が空き地となり虫食い地図状態。
その路地を歩くと昭和の木造住宅と空き地のフェンスが交互に立ち並び、
合間から京都タワーが寂しそうに見え隠れする。
貧しく苦しくともたくましく生きた人々の生活の面影。
残しておいてはいけない負の歴史だけど、無かったことにはできない事。
そんなとき写真が記録、記憶の助けになればと本気で思った。
 
 

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〜大阪〜 
 

その日の夕方のうちに今度は大阪に移動。いつもはミナミに滞在するのだが
今回は人と会う都合で梅田に宿を取る。
昨年個展で来たときに少しだけ梅田界隈を散策したけれど、この再開発っぷりには驚かされる。
毎回くるたびに高層ビルが1〜2本新しく生えていて、そのカオスの値が日に日に増していく様子は
豊かさよりも驚怖に思えてしまう。
このような物質的な豊かさはもはや今世紀の日本では価値が下がったと思っていたのだが。。。
 

この日の夜の会食はJR大阪駅の隣、阪急梅田駅のガード下阪急古書のまちの中にある小さなワインバー。
すっかり様子の変わってしまった梅田は全くの不案内なのだが
泊まったホテルが阪急梅田駅の脇で、懐かしい雰囲気を残すこのガード下を歩いているときに
この店をみつけた。
10人も入れば一杯の小さな店内にトイレは無く、店の外に出て古書街を縫っていく。
そんな昔ながらの肩を寄せ合うように店が軒を連ねる下町の風情。
おのずと和んで話も弾み酒も進んで酔っぱらい終電も間近になって来た頃
次は東京で会おうと約束すると友人はまたカオスのJR大阪駅に消えていった。
 
 
 

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September 11, 2012

雲取山

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超久々にBlogを書いてみた。
 
 

昨日から一泊で雲取山へ。
2年前は日帰りだったが、片道4時間以上はかかるの深い山なので
今回はテントを背負っての登攀。
 

近頃研究中のウルトラライト機材で揃えるも
36Lバックにフル装備で丁度10kg。
人独り山で一泊するだけなのに
10kgもの道具が必要なのかと思うと情けない。
しかも、これでも相当削ってのこと。
 

実際コレを担いで何とか登ってきたけど
自分の体力では正直もうギリギリで余裕が無かった。
 

あとはラジオやおやつなどの嗜好品を減らす位とはいえ
山登りそのものが趣味なわけだから
10kg全て嗜好品とも言える。
悩ましいところだ。
 

それでもまあ、研究成果は上々で
とても快適なソロキャンプができた。
 

些細なダメだしは、UL機材のときは
フリーズドライなどの機能食のせいで
食事が一気にさもしくなってしまう事。
 

山で食べればラーメンも美味しい!というけど
馴れてくるとそうでもない。
宇宙飛行士とか、その辺どうなんだろう?
 

逆に今回とても役に立ったのは
山と高原地図』のiPhoneアプリ版。
もともと優れた情報源の『山と高原地図』に
iPhoneのGPS機能が加わったことで
コースタイムを逆算したりなどの
とても便利な使い方ができた。
 

黙々と独りで山道を歩き続けるというのは
マラソンやサーフィン同様、思考能力が落ちていく中で
哲学している妙な脳内感覚になっていくのが面白い。
故に何かの本質を言い当てたような瞬間が
折々訪れては去り、そんな独り遊びが深い。
 

ときに山道は人生そのものの比喩となり
10kgなんてまだ背負ったうちに入ってないのでは?
とウルトラライトな半生を自嘲する帰り道。
 
木漏れ日が印象的な山行だった。

 
 
 


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November 21, 2010

湖上の月

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今週も山へ写真を撮りにいく。
ただ、今回は山だけでなく、山の湖を訪れそこで一泊した。

富士八海として数えられるちいさな湖、四尾連湖。
山奥にひっそりたたずむこの湖畔の、これまた小さなキャンプ場が今日の野営地。
人も少なく、ソロキャンパーには聖地のような場所。
目的は写真なので、荷物はテント、シュラフの他最小限の炊事道具と食料だけ。
昼間は晴天で暖かく、今年最後の紅葉をめでることもできたがさすがに晩秋。
適当にかき集めた防寒具では、夜半ちょっとつらかった。


たき火を熾し簡単な夕食も済ませた頃には陽もどっぷり沈み、
代わりに湖向かって真っ正面からまん丸のお月様が上がってきたのには
幻想的というよりちょっと出来過ぎな感もあったけど、しっかり頂いておきました。
ちなみにこの月光、昼間のように明るいけど
満月の夜を長時間露光すると、まるで昼間のように映る。
余談だけど色温度もデイライトに近く、太陽の反射なのだという事が
そんな事からも感じ取れたりする。
 
寒さで目覚めた翌朝の湖上にはガスがかかっていて、
それはそれでまた格別な眺め。
だんだん陽が昇るにつれて、刻々と表情を変えて行く様には
寒さを忘れて見入ってしまった。


昔よく白州に通ってたこともあるし、甲州の山々は自分にとってなぜか居心地がよい。
パワースポットとか簡単に言いたくないけど、とっておきの場所見つけた。

Posted by pmken : 9:34 PM | トラックバック (0)

November 16, 2010

紅葉

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近頃は都会に住んでいると、よくわからない気候のせいにしてもしなくても
秋の気配を見つけるのが難しい。
でも、毎週の様に山に詣でていると
日に日に冬支度が進んでいるのがわかる。
 
先日訪れた筑波山も、もう山頂のほうは立ち枯れの木が目立ち
麓の神社のもみじがちょうど見頃といった頃合い。
せっかく山と友達になったのだから
もっと沢山紅葉を探しにいきたかった。 

Posted by pmken : 2:39 AM | トラックバック (0)

November 8, 2010

大菩薩嶺

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ちょこっと仕事に段落がついたので、この隙に山へ。
予てから、紅葉の時季に行こうと思っていた大菩薩嶺。

朝5時半に家を出て、登山口に着いたのが10時。
電車の運休のせいもあるけど、甲州が意外に遠くてへこたれた。


でも、山に登ればこの景色。
山登りを始めたのは去年からだけど、こんなキレイに富士山が見えたのは初めて。
大菩薩峠界隈の紅葉はもう終わっていたけど
これが拝めればもう充分。

もう少し早く登り始められれば、周りの山を縦走できたのに
帰り道のことを考えて今日はおとなしめなコースで帰ってきた。

日本百名山だけど(だから)、とても良く整備されていて
初心者でも日帰りで楽しく登れる、超オススメトレッキング。ぜひ。 
 
 


Posted by pmken : 12:12 AM | トラックバック (0)

September 3, 2010

金沢

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先月の京都に引き続き今度は金沢。

とりあえずメインディッシュは荒川修作の映画21世紀美術館
先日撮影で訪れた天命反転住宅のドキュメント。
相変わらず何を言っているのか分からなかったけど、
荒川修作の語りには、いつも考えるための断片的なヒントをもらうことができるので楽しい。
ちなみに今回もらったキーワードは「死なない」と「気配」。その話はいずれ。。。 


そして兼六園。当初さして変化も無いだろう日本庭園にたいした興味もなかった。
しかし中に入ると相変わらずの佇まいに対して受け取る印象の違いに愕然。
きっと変化しているのは眺めるこちらの心境ということだろう。 
 

このところ山に登る機会が多いので、自然を身近に感じているせいもあってか
隅々まで手の施された巨大な庭園というものの気の遠くなるような美への努力が分かり始めた。 


若いうちは21世紀美術館のように新しくリベラルな価値観に気が向くけども
変わらずに(変わっているんだけど)そこにあり続けるものの意味や価値に気づくと
それはそれで説得力がある。その両方が隣り合わせるこの街の妙なバランスが実はとても心地よい。
 

余談だけど庭師(と呼んでよいのか)の人達が庭の中で一心に手入れをする様子もまた
眺めとして見えてしまうのが、歌舞伎の黒子みたいでとても日本的な面白い存在に思えた。
 
 
それ以外にも、カレーを食べたり、人と会ったり、郊外まで出かけたりと
充実の2日間でした。

Posted by pmken : 11:27 PM | トラックバック (0)

August 30, 2010

京都2

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この夏2回目の京都は、奇しくも五山送り火の日。
何となく知識で知っていたけど、見るのは初めて。 
 
 
夜の8時になると、街中のネオンが消えて街を囲む五つの山に
送り火が順々と灯っていく。
年に一度のこの行事のため、京都の人々は夕方から場所取りをして待ち
お盆を締めくくり(送り火という位で、お盆に帰ってきた先祖の霊をまた送り帰す行事)
過ぎ行く夏を惜しむのである。
 
 
昨今は巷の花火大会もショーアップされてきて風情の薄れた感が否めないが
かたや平安時代から伝わる宗教行事だけあって、粛々と繰り広げられるその様子を目の当たりにすると
この歳にしてその良さがやっと少しずつ分かってきた。 
 
 
炎と文字(図形)で構成された1000年続くインスタレーションと思えば
何が人の心に響くのか、プリミティヴなだけに含む答えは大きくて深そうだ。 
 
 
 

Posted by pmken : 9:49 PM | トラックバック (0)

京都

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この夏は2回京都に行った。
一回目は金閣、銀閣を見に行った。
ついでに龍安寺にも寄ってみた。
京都という場所はどこをどう撮っても絵になってしまう。

Posted by pmken : 9:31 PM | トラックバック (0)

January 13, 2010

Paris-London

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もじどおり駆け足で巡ってきたパリとロンドン。たった1週間だったけど、とにかく撮りまくりまくった写真はおおよそ1000カット。

タクシーなんか一度も使わず、とにかく街中を歩き回って最後は足が利かなくなって泣く泣く断念みたいな感じ。

まあ要は気が済むかどうかの問題だから、こういう終わり方もアリとします。 
 


海外にいくときはいつも最後、

東京の良さを思い出してちょっとホームシックな思いになる事が多かったけど

今回は初めて本気で帰りたくないという思いがよぎった。なんだろう?

特に昨年はどこにも行かずに、ずっと穴蔵にこもって小さな窓から外を見ていた感がとても強かった。

長い人生、そういう波の時期があるのも仕方ないけど

やっぱりトンネルの向こう側に行ける自由があるうちは、どんどん行くべきで、

人づてに伝わる情報で知った気になる事が一番危ない。

できたら毎月ぐらいのペースで各国巡るくらいがいい。

アイデンティティとしての日本はもってるけど、行動の拠点を固定しないスタイル。

いいバランスあればいいけど。


Posted by pmken : 2:44 AM | トラックバック (0)

January 9, 2010

eurostar

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旅も4日目にしてもはや折り返し点。パリをあとにしてロンドンに向かう。

今回はairではなく憧れの?eurostarにてドーバー越え。

初めて乗ったけど楽しかった。

せっかくなんで1等車。飛行機みたいに昼飯も出てなんだか嬉しい。

天候不順からのんきなダイヤだったけどおよそ3時間弱があっという間。

地続き(海底続き)で来てみるとロンドンが思いのほか近いのにおどろいた。
 
 
もちろん頭の中ではkraftwerkがぐるぐる鳴りっぱなしw
 

Posted by pmken : 1:39 AM | トラックバック (0)

January 7, 2010

Paris 2日目

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薄々予感はしていたけれど、2日目のparisは小雪舞散る生憎の天気

くる前から寒いので完全防寒がいいよとは言われてきたもののそれ以上に大当たり

まるで冷凍庫の中を歩き回ってるみたいなフィールドワーク

ヒートテック、ホカロン、厚手の靴下などなど想定内だけどあってホントに助かった。
 
 
1年ぶりのパリだけど、馴染みの右岸だと結構よく場所を覚えていて地図無しでも全然OK

でも機材担いで極寒のなか歩きつづけるスタミナの方がやばかった。

ホテルに着いた瞬間スイッチ切れ。で、変な時間に目が覚めた。

明日は左岸。ちょっと作戦かんがえよう。。
 
 

Posted by pmken : 6:19 AM | トラックバック (0)

November 3, 2009

cross point

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ここへきて最近、仕事ともいえない創作が少しずつできるようになってきた。 
 


これは世界中のいろんな「street」が交差するというコンセプトのランドスケープ。

いままで訪れたいろんな場所を「2コ1」にしてしまう単純なアイデアだけど

面白い可能性を秘めたシリーズだと自負してます。

 


そしてこんど、その中の2作品がPush Connectionからシャツになってお目見えすることに。

日米を股にかけて活躍するプロスケーター晋くんのブランドにぴったりのコンセプト。

こういうコラボは初めてだったけど、面白くできて良かったと思う。

晋くん、杉サン、いろいろありがとう。次回もよろしく。 
 
 
 

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October 28, 2009

地獄谷

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箱根山の大湧谷にやってきた。

ここもかつては地獄谷と言われていた場所。

地面から火山ガスが立ち上る殺伐とした感が

自分なんてきっと閻魔様に舌抜かれてこういうところに連れて来られちゃうんだろうな

なんて誰でもリアルに空想できる

そんなこの世の果てか、はたまたあの世の入り口といった光景は、

大人が反省モードになるくらいだから

きっと物心ついたばかりの子供連れてきたら、ナマハゲみたいにいい刷り込みになりそう。
 
 
 
て、ここが撮影場所ではなく、今回は箱根駅伝ゆかりの地を巡っていた。

東京から車で鶴見、戸塚、平塚、小田原、芦ノ湖という具合にやって来たのだが

途中寄り道や渋滞もてつだって往路大体5時間半って、駅伝とほぼ同じタイム。遅!

ゴールでは駅伝ミュージアムも堪能したので、これで来年の正月の楽しみが増した気がする。

 
 
これらの写真は昨年に引き続き、今年も参加させてもらったBRUTUSの箱根駅伝特集に掲載予定・・・。
 
 
 


Posted by pmken : 11:04 PM | トラックバック (0)

October 7, 2009

谷川岳

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このところずっと思い描いていた山登り。

先日やっとの思いで、谷川岳登頂を果たした。

谷川岳はオキの耳、トマの耳という二つの山頂を持つ言わばツインピークス。

紅葉には少し早かったけど頂近くは風も涼しく、

森林限界を越えた標高1900m界隈の灌木は少しずつ色づき始めていた。

天候が今ひとつだったけど、ガスのかかった景色もまた幻想的。


東京からギリギリ日帰り可能な別世界。

ロープウェイがあるおかげで、初心者でも何とか登れる日本百名山のひとつ。

ゲームで経験値上げてもうれしくないけど百名山85座登頂デス、とか言ってみたい。

先ずは1座・・・。


Posted by pmken : 12:29 AM | トラックバック (0)

June 22, 2006

NYC2

復活のときを待つ、ground zero
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そこへ、白いハト!
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今も来訪者は絶えません
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sohoにて。ギリギリ「ユニワロ」?・・・
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新しいMoMAにも、やっと来れた。
ダリ最高!
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ではまた

Posted by pmken : 9:59 PM | コメント (1)

NYC

出し抜けだが、5年ぶりにNYCにやって来た。
明日から、またフィールドワーク。
では!

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Posted by pmken : 10:45 AM

May 12, 2006

coachella fes3

先日のcoachellaの写真を一挙公開

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できすぎの夜明け

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お約束の風景

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日陰を求め集う人々

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数時間後、この場所が興奮のルツボに

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帰り道。30分も走るとこんな景色。

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行きに見た風車群と呆れるほど長い貨物列車

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都筑響一風passage

Posted by pmken : 8:57 PM | コメント (2)

April 29, 2006

風力発電の街

成田からLAXまで、10時間のフライトを経て、
ロスからは、ハイウェーをひたすら東へ100マイル。

おおよそ、アメリカとは思えない不思議な地形の景色を抜けると
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おびただしい数の風力発電機が林立する街が現れる。
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帰りに、もう一度写真を撮ろう。

この地域を抜けた先が今日からの宿、
パームデザートという街である。

いよいよ明日からcoachella festivalである。
今日は早く寝る事にする。

Posted by pmken : 3:16 PM

March 10, 2006

エスケイプ!

唐突ですが、ただ今家族と沖縄にきています。
ホテルの部屋から海が見えます。
当たり前ですが、あったかいです。
とろけそうです...

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Posted by pmken : 11:04 PM

November 16, 2005

ベルリンその2

ベルリンのフィールドワークが始まりました。
1日目は濃い霧で始まり終日重たい曇り空。
夕方うっすらと雲が切れたものの、そのまま時間切れ。
こっちは2時過ぎると夕方の空になります。
そして、4時過ぎには真っ暗になってしまいます。

2日目は生憎の雨模様。
それでも気合いで外に飛び出し、市内を歩き回りました。

先進国の都心はどこも同じテンションで、気が楽な代わり
面白みがないのですが、旧東地区へどんどん踏み入って行くと
街の雰囲気がぐぐっと人間臭くなり、訪れた甲斐を感じます。
20年近く前、はじめてNYに行ったとき訪れたブロンクス地区を
思い出しました。

話しかける人みんな愛想よく、外人と見るや気軽に英語で受け答えしてくれるので
疎外感も薄く、ホント感じの良い街です。

とはいえ、体力的にはそろそろ限界。
雨の中、何かの修行僧のようです(笑)


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Posted by pmken : 3:57 AM

November 14, 2005

ベルリン

そのまえに、フランクフルトで見つけた
地下鉄のかんばん。

LKJですぅ!!!

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それはともかく、怒濤のスケジュールで今日はベルリンに向かいました。
飛行機がいっぱいだったのでICEという特急で4時間。
乗り換え2回で、ドタバタだったけど無事到着。
明日からの探検に備え、今日は早く寝ます。

Posted by pmken : 5:22 AM

November 13, 2005

ミュンヘン

今日はミュンヘンです。

こんな建物をみてきました。
わかるかな?

ヒント  オリバーカーン、ヘルツォーク(すごい組み合わせ!)

ってなわけで、おやすみなさい。

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Posted by pmken : 8:45 AM

November 12, 2005

フランクフルト

長い道のりの末、フランクフルトに到着。
宿泊先「The Pure 」はかわいいデザインホテル。
枕にwelcome candyがありました。

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Posted by pmken : 8:35 AM

October 17, 2005

カルイザワ

この週末、軽井沢に行きました。
普通に生活していて、これほど縁のない場所はないな〜と苦笑しながら
4〜5年ぶりの再訪。

軽井沢というと、避暑地・高級リゾート・別荘・皇族みたいなイメージでしょうか?
その中で、今回泊まったのがここ、万平ホテル
詳しい歴史はHPにゆだねますが、軽井沢の歴史そのものといいますか、
上記のイメージもみんなココ、the・軽井沢 みたいなホテルなのです。

表通りの喧噪を離れ、別荘地の木立の中を進んで行くと
この凛とした佇まいが現れます。
木造の落ち着いた建物の中もまた、ゆったりと時が流れていて
ステンドグラス、ドアノブ、ランプシェードひとつひとつに
重〜い歴史を感じずにはいられません。

日本有数のクラッシックホテルのひとつですが
ただ古いだけではない、永い時間に培ったいろんな努力や集った人々の思いが、
ホテルの顔を作っているというのが、ほんのほんの少〜し分かった気がしました。

ちなみに先週の軽井沢はまだ紅葉には早く、
気の早い木々がやっと少し色づき始めたぐらいです。

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Posted by pmken : 5:09 PM

June 20, 2005

緑・金・黒

今、ナゴヤと言えば熱いのは万博であります。
人混み&暑さを避けて夜突入したのですが
それでも結構なにぎわいでした。

コレと言ってトピックのない今回の万博ですが
だからといって、食わず嫌いはいけません。
ボスニアヘルツェゴビナ館やコーカサス共同館、
ブルネイ・ダルサラーム館などなど、ココで会わなきゃ
一生縁の無いまま終わってしまう世界の国々を
体験する良い機会・・・・のはずが、
トルコ料理を食したところで時間切れ。
改めて、チャレンジする事をココロに誓い
会場を後にしました。

今回のダメ土産は、手鏡&カトラリーセット。
みんなこの金の飾りがついてます。

夜の景色も「緑・金・黒」で、
コレが今回私が発見した万博カラーであります。

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Posted by pmken : 11:12 PM